「悲愴」ものがたり・7
2008.07.08 Tuesday 23:21 | 日記
どれくらい読んでる方がいらっしゃるか分かりませんが、忘れた頃に続きます「悲愴ものがたり」。記事ごとのアクセス数でも、ここのところはやたら多かったりします。もっとも、私が嫌になって途中で書くのをやめる可能性の方が大きいんですが(笑)。
さて、りえちゃん(仮称ですよ、念のため)はユーフォニウムという楽器の名手でした。幾度も賞を取り、その楽器で音大を目指した程です(ピアノもそのために始めた)。彼女の吹くユーフォニウムを、ついに一度も聴けなかったのが、今となっては唯一最大の心残りです。
さて、りえちゃん(仮称ですよ、念のため)はユーフォニウムという楽器の名手でした。幾度も賞を取り、その楽器で音大を目指した程です(ピアノもそのために始めた)。彼女の吹くユーフォニウムを、ついに一度も聴けなかったのが、今となっては唯一最大の心残りです。
ユーフォニウムという楽器は、見た目では「小さなテューバ」という感じですが、テューバもユーフォニウムも、管弦楽団ではほとんど使われる事がありません。もちろん、サクソフォンやスーザフォンも、いわゆるクラシックの曲ではほとんど使われません。これは単純に、楽器の歴史が新しいからです。
まあそんな事は置いておきまして。りえちゃんは変わらず、毎日車で40分の距離をリハビリに通って来ていました。そしてある日、私の一番下の弟が通っていた中学校の吹奏楽部(もちろん公立ですが、そこの吹奏楽部は賞を何度も取った名門)の、定期演奏会の時期になりました。
実は、りえちゃんは、私の弟と同じ中学校に通っていて(私が通っていた中学校とは違います)、やはり吹奏楽部に所属していたのです。リハビリ中の雑談でそれを知った私は、医療人としてあるまじき暴挙に出ます(笑)。
「ねえ、今度の日曜、T中学校吹奏楽部の定期演奏会があるんだけど」「へー、懐かしいね。先生の弟さんはフルートなんだよね」「うん。で、良かったら一緒に行ってみないかな、なんて。チケットはもう2枚用意してあるんだけど」
仕事中に患者をデートに誘うとは、何と言う。私も、彼女以外にはそんな事をした敬虔はありません(←当たり前だ)。つーか、チケット用意するな(笑)。まあ、もう10年くらい前の事で、時効という事でご容赦ください。
りえちゃんは、「うーん……」と思案顔。そりゃまあ、思案しますわな。その思案顔を見て、弱気な私は「いいよ、気が向かないなら1人で行って来るから。チケットなんて、どうせ貰い物だし」と言いました。今ここで言っておく。我が弟よ、「どうせ」とか言ってしまってすまん(爆)。
すると、意外にも彼女は「いいよ、一緒に行こうか。特に用事もないし」と言ったのでした。平静を装う私でしたが、心の中でガッツポーズをしていました(笑)。
とーころが。続けて彼女は世にも恐ろしい一言を放ったのです。彼女はリハビリ中です。私は仕事中です。私は目を回すほど狼狽しました。仕事中に患者をデートに誘っておいて、狼狽もへったくれもない気がしますけど。
というとこで、疲れたので続きはいつ書くか分からない次回。
まあそんな事は置いておきまして。りえちゃんは変わらず、毎日車で40分の距離をリハビリに通って来ていました。そしてある日、私の一番下の弟が通っていた中学校の吹奏楽部(もちろん公立ですが、そこの吹奏楽部は賞を何度も取った名門)の、定期演奏会の時期になりました。
実は、りえちゃんは、私の弟と同じ中学校に通っていて(私が通っていた中学校とは違います)、やはり吹奏楽部に所属していたのです。リハビリ中の雑談でそれを知った私は、医療人としてあるまじき暴挙に出ます(笑)。
「ねえ、今度の日曜、T中学校吹奏楽部の定期演奏会があるんだけど」「へー、懐かしいね。先生の弟さんはフルートなんだよね」「うん。で、良かったら一緒に行ってみないかな、なんて。チケットはもう2枚用意してあるんだけど」
仕事中に患者をデートに誘うとは、何と言う。私も、彼女以外にはそんな事をした敬虔はありません(←当たり前だ)。つーか、チケット用意するな(笑)。まあ、もう10年くらい前の事で、時効という事でご容赦ください。
りえちゃんは、「うーん……」と思案顔。そりゃまあ、思案しますわな。その思案顔を見て、弱気な私は「いいよ、気が向かないなら1人で行って来るから。チケットなんて、どうせ貰い物だし」と言いました。今ここで言っておく。我が弟よ、「どうせ」とか言ってしまってすまん(爆)。
すると、意外にも彼女は「いいよ、一緒に行こうか。特に用事もないし」と言ったのでした。平静を装う私でしたが、心の中でガッツポーズをしていました(笑)。
とーころが。続けて彼女は世にも恐ろしい一言を放ったのです。彼女はリハビリ中です。私は仕事中です。私は目を回すほど狼狽しました。仕事中に患者をデートに誘っておいて、狼狽もへったくれもない気がしますけど。
というとこで、疲れたので続きはいつ書くか分からない次回。
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