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重心移動の妙

2008.07.23 Wednesday 21:22 | ピアノレッスン

7月のレッスンは今日まで。そして、8月1回目の次の週は休みで、その次の日曜は戸畑での演奏会。つまり、演奏会まで今日を入れてあと2回しかレッスンがありません。その事実に今日気付いた私(爆)。

なので、次回(2週後)のレッスンでは、モーツァルトのソナタを休み、演奏会用の「主よ、人の望みの喜びよ」と、2台ピアノ用のブルグミュラー2曲を弾く予定ですが……さて、当日までちゃんと仕上がるのかどうかは、謎。

という事で、本日のレッスン記録。
■モーツァルト ピアノソナタ第10番ハ長調K.330 第二楽章
今日はモーツァルトから。一見簡単そうに見えて意外なほど奥が深いこの第二楽章。バッハばりに指遣いが妙な箇所も多いので、指遣いは再確認。

また、同様のテーマを重ねていくシンプルな構造となっている事にも注目し、テーマの出現の際は意識して弾く事。

■ショパン 12の練習曲op.10 第8番ヘ長調
この曲を通して奏法の大幅改造中なので、なかなかまともに弾く事ができません。以前にも書いた通り、「革命」は右手が叩き付けるような和音でメロディを、左手が広い範囲を動くアルペジオを弾く、という作りでしたが、この曲は「革命」とはちょうど逆の作りになっています(と、一言で言えるほど単純ではないのだが)。

そして、前回までで「腰を使い、肩を常に水平に保ちながらの、広い範囲の手を移動」を学びました。実際この1週間は、ハノン39番のスケールを延々と弾きながら、腰を使った重心移動、そしてピアノに映る自分の肩の高さに注意しながら、肩を水平に保つ事に重点を置いて練習してきました。

では、それができればこの曲が弾けるようになるかというと、実は弾けません(爆)。もちろん、私のフォームにはまだ欠点があり、右手が左に動いた時、肩が少し後ろに下がるんですよね。今回その点をまた指摘されまして。そこももちろん修正が必要です。

が、問題はもう1つあります。考えてみれば至極単純なんですが、右手が動く度に身体も一緒に動いていたら、今度は左手の瞬間的な移動に対応しきれなくなるんです。

例えば、ハノン39番のスケール。ハ長調でいいです。右手はハ長調のスケール4オクターブ分上下行を弾きながら、左手は別の何かを下の方で弾くとしましょう。その時、身体が右手に合わせて左右に動いていると、左手が全然音が入らなくなります。

実際、私はこの左右への重心移動をやればやるほど、左手が弾けなくなるという、本末転倒な事態に陥りました。

これを避けるためにはどうすれば良いか? これまた、言われてみれば「ああ、そうか」という感じなんですが、つまり「右手が右に行く時は、身体は一緒に右に行かず、手だけで行く」のです。わざわざ動かして確認するまでもなく、右手が右に行くだけなら楽ですよね。右に伸ばせば良いんですから。

難しいのは、「右手が左に行く時」です。自分の身体を越えて移動する必要が出ますから、手の動きだけでは難しく、この時初めて身体による移動に助けを求める訳です。

まとめれば、「左へは身体による重心移動も使い、中央のポジションまでは身体を戻すが、それ以上右へは身体を使わない」というところでしょうか。左手の場合だと、当然逆になります。ちょっと面倒臭い表現になりましたが、実際に鍵盤の前で試してみてください。体感してみれば「重心移動の妙」に感心せざるを得ません。

このアドバイスは、今日言われて初めて「ああ!」と思わず膝を打ったんですが、さて練習により私の演奏はどれほど変わるでしょうか。

■バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻 第2番
プレリュード、そしてフーガの順に弾きました。プレリュードは、やっぱり指遣い。フーガは、テーマの中で十六分音符スケールの部分に入る箇所がくると、弱音(ピアノ)で弾く事を意識する事。他にも色々あるんですが、もの凄くまとめてこの2点。

ところで、私は毎週水曜にはレッスン記録をつけていますが、これはあくまで私が受けたレッスンを、私が自分なりの理解で、更に私流の表現で記したものです。当たり前の事ですが、レッスン内容やアドバイスは私の現在の弾き方、出来る事や出来ない事を見据えた上で、私に特化している訳ですから、私の記事に書いてある事を100%鵜呑みにされないように。

もちろん、私の記事内容それ自体について何かご質問があれば、私に答えられる範囲で答えますので、お気軽に質問等はどうぞ。

さて、来週はレッスンが休み。ショパンのエチュードによる奏法改造が、もうちょっと進んでくれればいいんですけどね。
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