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腕、羽ばたく

2008.11.12 Wednesday 20:25 | ピアノレッスン

月曜の公開レッスンから、中一日で通常レッスン。果たして、公開レッスンでいただいたアドバイスは、ちゃんと身になったかどうか。天気は良かったですが、底冷えのする日でした。

■ブルグミュラー 25の練習曲(2台ピアノ版) 第12番「さようなら」(セカンド)、第16番「小さな嘆き」(プリモ、セカンド)
次回も同じ課題。2台ピアノは、やはりただ自分のパートを弾く練習だけやってても、合わせるとうまく行きません。「4段の楽譜を同時に読む」事に慣れないと駄目ですね。
■ショパン マズルカ第5番変ロ長調op.7-1
大分良い感じになってきたそうです。後は、デュナーミクは切り替えをきちんと。まだ日程には余裕がるし、悪くないレベルで仕上がりそう。

■ショパン ワルツ第7番嬰ハ短調op.64-2
今回のメインは、Piu mossoの部分の、それも左手。ここでは突然テンポが上がり、左手は結構忙しい跳躍をする事になりますが、ここを正確に、かつ決して荒っぽくなく仕上げるためには、古典派だけ弾いていてはなかなか出て来ない、あるコツがあるのです。

以前(URL変更前)に「脇でえら呼吸」という、妙なタイトルの記事を書いた事がありますが、覚えていますか? 今回いただいたのは、まさにそれと同じご指摘です。

例えば、左手が左方向に跳躍するとします。腕がそのまま左に平行移動していたのでは、なかなか上手くいきません。左右への平行移動で跳躍していると、音を外しやすくなりますし、何より肩が段々上がって来ます。左の肩が上がるという事は、右の肩は下がる訳で……。これでは表現云々以前の問題でしょう。

ではどうするか。腕を左に平行移動させるという事は、言わば肩の前側を主に使っているのですが、前ではなく、後ろ。脇の辺りに意識を持って行くのです。腕は平行移動ではなく、肘からすーっと持ち上がるような格好になります。しかも、まっすぐ開くというより、軽く弧を描く感じ。親指は(ちゃんと脱力ができていれば)鍵盤から滑り落ちるような感じになり、他の指は鍵盤上をこするような動きになります。

元に戻す時はもちろん逆。そして、ポイントが1つ。元に戻す時(右へ跳躍)、決して脇を締め切ってしまってはいけません。2〜3cm程度は余裕を持つように。これだけを心がけるだけで、変わって来ます。

そして、以前「脇でえら呼吸」と題して書いた記事は、要はこの事だったのですね。体の前ではなく、後ろ、肩甲骨側を使って腕を制御し、肘から力を抜いて開く、と。そして背中で制御するために、腰が安定していないといけないんです。腰をしっかり構え、背中を使って腕を操る。そうすると自然と肘は楽に「抜く」ような動きになります。

ただ、あの時は理屈は書く事ができても、実践できていなかったし、どう実践すればいいかも全然分からなかったんですけどね(笑)。

ただ、今日のレッスンで言われる通りあれこれ修正して、「良くなりました」と言われたものの、私自身は、一体どこが変わったのか、さっぱり実感できていません。なので先生に、「今まで弾いた曲の中で、この奏法がでてくる曲ってありますか?」とききました。

すると、「エオリアンハープです」と言われました。確かに、あの曲は終始肘が開いたり閉じたりで、上手い人の演奏を見ていると、まるで腕の動きが鳥の羽ばたきのように見えます。これは、久々にエオリアンハープを弾いて、この奏法を集中的に訓練してみようと思います。あの曲は、それこそ最初から最後まで腕を開いたり閉じたりの繰り返しですからね。

ヤブウォンスキ教授のレッスンでもう1つステップを上れるように、できる限りの努力を積み重ねていきたいと思います。
author : NaGISA | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

herbert | 2008/11/14 12:01 AM
私の先生の指摘と同じですね
重心はお尻に。これは私の解釈では「ケツの穴をしめる」。以前ここで書いたかもしれませんが、長嶋監督の口癖だそうです。

どうも人間は鎖骨の辺りに無駄な力を入れて、その背中側の筋肉がこる傾向があるようです。ようするに、背部筋に柔軟性がなくなってしまうんですよね。肩を脱力して背部筋を使うには、腹部を力を入れながらへこませる。腹に力を入れることによって、その他の部分が脱力する。肩こりの人には効果ありますね。

私も先生に肘の使い方をレッスンのたびに言われます。
NaGISA | 2008/11/14 07:17 PM
>>herbertさん
私の先生も、この辺りの弾き方は苦労されたそうです。言葉に
すると簡単ですが、実践するのは大変ですね。

しばらくは、久々にショパンの「エオリアンハープ」で、「背中
弾き」のコツが少しでもつかめれば、と思っています。

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