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ピアニストへの基礎

2008.11.15 Saturday 21:13 | ピアノ全般

午前中は仕事。午後からピアノ。今日の日中は、かなり暖かかったですね。11月とは思えない陽気でした。

平均律1-13フーガは、1ページ目を最後まで譜読み。やはりこの曲は手強い。じっくり行きます。そして、「エオリアンハープ」は、だらだらと3ページ目辺りまで弾いてみました。もっとも、実際に繰り返して弾いてるのは1ページ目だけという話もありますが(笑)。
その「エオリアンハープ」。最初に取り組んだ時に比べると、幾分かはまともに弾けるようになった気がします。あの曲を弾いた方ならお分かりでしょうが、ある程度のテンポを出して正確に弾くのは、非常に大変なんですよ(ただ弾くだけなら、それほどでもないんですが)。

そして、「背中で腕を操る」感覚を意識しながら弾くようにしています。が、以前より無駄な動きは減った気がしますが、速いテンポで弾いてると左腕が痛くなってきます(苦笑)。まだまだですね。

ところで、以前買った「ピアニストへの基礎」という本を、最近改めてじっくり読んでみました。田村阿佐子さんの本です。田村さんはあのアルフレッド・コルトーの弟子であるマグダ・タリアフェロに学んだピアニスト。そんな訳で、この本にもコルトーのポリシーみたいな物が感じられます。実際、練習方法などは「コルトーのピアノメトード」と共通するところが多いようにも感じられます。

この本はピアノ教則本ではないので、大部分が文章ですが、練習方法も載っていまして、その基本的なものが「ロタッシオン」「プレッション」「コンタクト」「シュット」です(他にもあるが、割愛)。

非常に簡単に解説しますと(本では、図入りで解説しています)、まず「ロタッシオン」は腕(手首)の回転運動。ドレミファソを打鍵しながら、腕(手首)を柔らかく回転させる練習です。

「プレッション」は、打鍵しながら、腕(手首)を前後に動かす練習。前に動かす時は鍵盤にしっかり腕の重みを載せます。

「コンタクト」は、ちょっと難しい。打鍵の姿勢のまま、手首を持ち上げていきます。指は鍵盤から離れないように。そのまま手首を上げられるところまで上げ、上げ切ったら一気に力を抜いてどさっと手首を落とします。落とした時、決して指がつぶれたりしないように安定した状態を保ちます。

「シュット」は、腕を脱力して膝の上にどさっと落とす練習。慣れたら鍵盤上で、まずは5本の指でドレミファソを一度に打鍵しながらシュット。さらに慣れたら、1本ずつの指でシュット。

とまあこんなところです。この本を買ったのは2年くらい前ですが、当時はこんな練習が一体何になるやら、意味が分かりませんでした。が、今改めて読むと、打鍵のための指の安定、脱力と、腕や手首の柔らかい使い方などに、大変効果的な練習なんではないかと感じられるようになり、これらの練習を私も取り入れる事にしてみました。

この中で面白いのは「ロタッシオン」(英語なら「ローテーション」)です。打鍵姿勢で腕というか手首をぐるぐる回すんですが、ただ回していても何にもならないでしょう。ここで、私は先日のレッスンを思い出したのです。

つまり、手首や腕ではなく、背中(肩甲骨)から動かす、と。背中じゃなくても脇でもいいですけど、そうやって練習すると、一味違う効果がある気がします。

また「プレッション」は、先日の記事でも書いた「置きに行く音」「取りに行く音」のタッチに有効という気がしますし、「コンタクト」は指の安定と柔らかい手首に、「シュット」は言わずと知れた脱力の練習です。

この本、ハノンやリトルピシュナと違って、これだけやっていて何らかの効果が見込めるという物ではないでしょうが、ある程度基礎練習を重ねて、「もうちょっとタッチが何とかならないものか」という場合には、ヒントとなる練習が色々書かれています。興味がある方は、一度ご覧ください。
author : NaGISA | comments (3) | trackbacks (0)

Comments

herbert | 2008/11/15 09:40 PM
私も本棚のどこかにあるはずです。昔、流し読みしました。

前回のレッスン(ツェルニー30番の7番・第15小節)で言われたこと。
左手でDを5の指で押さえたまま、DCAC、DCAC(指:5131)と弾きながら手首を回転させる。2小節で1回転。

気楽にやれば簡単なんですが、理想的な指の形で、さまざまな打鍵スピードで試したり、リズムスピードを調節したりすると非常に難しい。できません。
たまたまですが、NAGISAさんと同じ課題に直面しています。正確に言うと、半年前のピアノレッスン再開直後から指摘されているんですが、やっと先生の指摘に応えられるようになってきたところです。
herbert | 2008/11/15 09:43 PM
訂正。すみません。
DCAC(指:5121)
NaGISA | 2008/11/16 09:40 PM
>>herbertさん
田村阿佐子さんのこの本は、良い本だと思います。時々「ん?」と
思う箇所もあったりしますが(笑)。

ツェルニー30-7、ちょろっと弾いてみました。小指の保持がなかなか
大変ですね。安定した指の形で、しかもある程度のテンポを出して
この音型を弾くのはしんどそうですが、コツコツ積み重ねるのみ
だと思います。頑張ってください。

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